49歳で巡回清掃の仕事を選んだとき、
「これが最後の転職かもしれない」
と覚悟していました。
年齢、体力、今後の働き方。
どれも簡単な決断ではありませんでした。
実際に働いてみると、想像と違ったこともあります。
思っていたよりきつい日もあれば、
「これでよかった」と静かに思える日もある。
どんな仕事にも、光と影があります。
巡回清掃も例外ではありません。
ここでは、49歳でこの仕事を選んで感じた
「後悔したこと」と「後悔していないこと」を、率直に整理します。
49歳で巡回清掃を選んで後悔したこと

まずは正直な話から。
① 体力の現実
移動、階段、前かがみ作業。
若い頃と同じようにはいきません。
連続して階段清掃がある日や、悪天候の日は確かにきつい。
「もう少し若ければ」と思った瞬間はあります。
② 収入の上限
現場数を増やせば収入は伸びます。
でも、時間や体力には限界があります。
「もう少し稼ぎたい」と思っても、無理はできない。
この現実は、やってみて初めて実感しました。
③ 孤独を感じる瞬間
一人作業は気楽です。
ただ、1日誰とも深く話さず終わる日もあります。
静けさがありがたい日もあれば、少し寂しい日もある。
これは正直なところです。
それでも辞めなかった理由

それでも、辞めたいとは思いませんでした。
なぜか。
それは、この仕事には「消耗しすぎない働き方」があったからです。
以前の職場では、人間関係の緊張で疲れることが多くありました。
巡回清掃は基本一人作業。必要以上に気を遣わない。
そして、自分で段取りを決められる。
今日はどの順番で回るか。
どこに時間をかけるか。
体調が重い日はペースを少し落とす。
自分で調整できる余白がある。
完璧じゃなくてもいい。
無理をしなければ続けられる。
この「続けられそうだ」という感覚が、辞めなかった一番の理由でした。
後悔がゼロなのではない。
でも、やめるほどの後悔ではなかった。
それが本音です。
後悔していないこと

ここからは、はっきりと「選んでよかった」と言えることです。
① 人間関係のストレスが激減した
これが一番大きい。
仕事の疲れよりも、人間関係の疲れの方が重かったと気づきました。
気を遣い続ける毎日と、淡々と働く毎日。
どちらが自分に合っているかは、やってみて初めて分かりました。
② 自分のペースで働けること
巡回清掃には“余白”があります。
急かされることなく、無理な競争もない。
この年齢だからこそ、この余白は大切でした。
③ 経験がちゃんと武器になったこと
特別なスキルはありません。
けれど、清掃経験は確実に活きています。
49歳でも「経験は無駄じゃなかった」と思えたことは、大きな自信になりました。
④ 静かな達成感があること
誰かに評価されなくてもいい。
1日を無事に終えたときの静かな満足感。
これは派手ではありませんが、確かな手応えがあります。
まとめ

49歳で巡回清掃を選んで、後悔したことはあります。
体力、収入、孤独。
簡単な仕事ではありません。
けれど、それ以上に「消耗しすぎない働き方」が手に入りました。
仕事に完璧な正解はありません。
あるのは、「今の自分に合うかどうか」。
50歳を迎えた今、私はこの選択を「納得している」と言えます。
それが、何よりの答えです。
