49歳での転職を決意したからには、何としても成功させたい──。
そう思ったときにまず感じたのは、「やはり準備が大切だ」ということでした。
どんな仕事がしたいのか。自分にはどんな仕事ができるのか。
心の声に耳を傾けながら始めた転職準備の記録を、ここに残しておこうと思います。
50代から始められる仕事のリサーチ結果を再確認

まずは、50代からでも始められる仕事をあらためて調べてみました。
【50代から始められる仕事の例】
- 軽作業(工場・倉庫でのライン作業、検品・梱包など)
- コールセンター
- 事務職
- 介護職
- 清掃業
- スーパーのスタッフ
- マンション管理人
- タクシー運転手
- 保育士・保育補助
- 調理師・調理補助
- 警備員
- ルート配送
- 検針員
- 保険などのセールス
- 家事代行
- 看護助手
- 接客業
- キャリアカウンセラー
思っていた以上に多く、18種類の選択肢がありました。
この中から、自分に合いそうな仕事を絞り込んでいくことにしました。
自分にできそうな仕事、自分がしたい仕事を見極める

まずは「自分にできそうな仕事」という観点で候補を整理しました。
【自分にできそうな仕事】
- 軽作業:単純作業なのでできそう
- 事務職:パソコン操作が得意
- 清掃業:経験があり得意分野
- マンション管理人:興味あり
- ルート配送:運転が好きで挑戦してみたい
- 検針員:興味あり
- 家事代行:清掃経験を活かせそう
7つに絞られました。
次に、この中から「自分がしたい仕事」を考えました。
「できること」と「やりたいこと」は、必ずしも同じではありません。
私が重視したのは、“あまり人と関わらず、一人で黙々とできる仕事”でした。
その条件に当てはまるのは以下の4つ。
- 清掃業
- ルート配送
- 検針員
- 家事代行
軽作業もできそうではありましたが、「心からやりたい」とまでは思えなかったため、候補から外しました。
49歳での転職活動 ― 挫折しないための心構え

仕事の候補が決まり、いよいよ求人探しのスタートです。
49歳という年齢を考えると、「これが人生最後の転職かもしれない」という思いもありました。
だからこそ、途中で挫折しないための心構えを意識しました。
無理なキャリアチェンジはしない
49歳での強みは、これまでの経験や知識です。
全くの未経験職種に挑戦するのは採用ハードルが高く、仮に採用されても慣れるまで苦労しがちです。
これまでの経験を活かせる職種を選ぶことが、転職成功の近道だと思います。
長く続けられる仕事かどうかを見極める
年齢的に、短期間で再転職するのは難しいかもしれません。
体力的・精神的に、この先10年は続けられそうか──。
将来の自分を想像しながら仕事を選ぶことが大切だと感じました。
求人情報はこまめにチェックする
今はインターネットで求人情報を簡単に探せる時代です。
私は複数の求人サイトに登録し、メール配信で最新情報を受け取るようにしました。
また、気になる企業のホームページを直接確認するなど、情報収集は毎日の習慣にしました。
まとめ ― 49歳の転職は「準備」と「心の整理」がカギ

49歳での転職を成功させるため、私が実際に行った準備は以下の通りです。
- 50代から始められる仕事をリサーチ
- その中から「できる仕事」「やりたい仕事」を絞り込む
- 求人情報を毎日チェック
地道な情報収集と、自分の気持ちを整理する時間がとても大切でした。
そしてもうひとつ、意外と効果があったのが「言葉の力」です。
毎日、自分に向かって「大丈夫、自分ならできる」と言い聞かせていました。
そのおかげで、落ち込むことが少なく、前向きな気持ちを保てたように思います。
転職活動は、年齢に関係なく自分を見つめ直す良いチャンス。
焦らず、自分のペースで進めていきましょう。
