巡回清掃の仕事を続けていて、ときどき思うこと。
それは「この働き方、意外と助かっているな」ということです。
転職前に想像していたのは
「移動して掃除して、の繰り返しって大変そう」
「きついと思うことが多いかも」
というイメージでした。
実際、楽な仕事ではないのは確かです。
それでも、続けてみて初めてわかった“助かっている点”がいくつかあります。
まず一番大きいのは、人間関係で消耗しにくいことです。
巡回清掃は、基本的に一人で現場を回ります。
誰かの顔色を気にしながら作業をすることも
常に会話に神経を使うこともありません。
この
「気を張らなくていい時間」
が、思っていた以上に心を楽にしてくれています。
次に助かっているのは、仕事の区切りがはっきりしていることです。
一つの現場が終われば、ひとまず完了です。
仕事を家まで引きずることがほとんどありません。
以前は、帰宅してからも頭の中で仕事を反芻し
「明日も仕事か。。。」
と憂鬱になることが多くありました。
今は、体は疲れますが、気持ちは切り替えやすくなりました。
もうひとつ助かっているのは、時間の縛りが思っていたより少ないことです。
現場ごとに作業時間の目安は決まっていますが
「何時に必ずこの場所にいなければいけない」
という厳しい縛りはありません。
その日の進み具合や体調を見ながら
次の現場へ向かうタイミングを自分で調整できる。
少し余裕を持って動いたり、逆に早めに終わらせたりと、
自分なりにペースを組み立てられるのは、大きな安心材料です。
49歳になって、この“融通が利く働き方”が
これほど気持ちを楽にしてくれるとは思ってもいませんでした。
時間の流れが比較的一定なのも、ありがたいことです。
毎回まったく違う状況に振り回されるより
ある程度先が読める仕事のほうが、気持ちが安定します。
体調管理や生活リズムを整えやすいのは、長く働くうえで大きなポイントです。
もちろん、収入面では割り切りが必要ですし
体力的にきつい日もあります。
それでも
「もう無理を重ねなくていい」
「今の自分に合う働き方でいい」
そう思えるようになったこと自体が、いちばん助かっていることかもしれません。
巡回清掃の仕事は、誰にでも向いているわけではありません。
でも、今の私には、ちょうどいい。
そう感じられる仕事に出会えたことを
今は静かにありがたいと思っています。

